CrowdStrike Falconのcsagent.sysドライバー起因によるBSoDの(7/19時点)回避方法
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CrowdStrikeについて
CrowdStrikeは、2011年に設立された米国カリフォルニア州サニーベールに本社を置くサイバーセキュリティの企業である。そして、同社はクラウドベースのエンドポイント保護プラットフォームであるCrowdStrike Falconを中心に、エンドポイントセキュリティ、脅威インテリジェンス、サイバー攻撃対応サービスを提供している。
世界で起きているBSoD
CrowdStrike Falconは主に法人向けエンドポイントセキュリティソリューションで、今回のBSoD(ブルースクリーン、Blue Screen of Death)によりニュースなどで報じられている通り、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンやジェットスターなど多くの企業に影響を与えている。
CrowdStrike Falcon起因によるWindows BSoDの原因と回避策(※対応は自己責任&セキュリティ担当と連携推奨)
こちらの投稿記事のスクリーンショットによると、7月19日(金)14:30(JST)時点で「Falcon Sensorに関連するWindows Hostのクラッシュを認識し、問題の対応にあたっている」という状況であった。
同日15:30(JST)時点で以下の回避策がアップデートされた。「csagent.sys」のドライバーに問題が生じているようである。問題のあるバージョンは、0409UTCのタイムスタンプの「C-00000291*.sys」ファイルである。
ホストを再起動して、元に戻したチャネルファイルをダウンロードできるようする。ホストはイーサネット経由でインターネット接続をかなり速く取得できるため、再起動する前にホストを有線ネットワーク (WiFi ではなく) に接続することを強くお勧めする。
ホストが再度クラッシュした場合、
WindowsをセーフモードまたはWindows回復環境で起動する
C:\Windows\System32\drivers\CrowdStrikeディレクトリへ移動する
「C-00000291*.sys 」に一致するファイルを探し、削除する
ホストを正常に起動する
※Bitlocker で暗号化されたホストでは回復キーが必要になる可能性がある